寿命のことは考えない
昼過ぎになると目がぼやーとしてパソコンの文字も見にくくなる。鼻が少しの
気温の変化や匂いにものすごく敏感で、絶えずポケットに小型のタオルハンカチ
を入れてみずばなを拭うようにしている。
耳も聞こえにくくなり妻の話も必ずへえへえと聞き返すことになる。それでも我
慢して話を続けてくれる。
腸は以前は便秘、下痢を繰り返していたが、ヨーグルトを食べるようになって
からは毎日通じるようになり、トイレの匂いがなくなった。これは大変いいこと
頭は人の名前や固有名詞が出にくくなったが、これは会話の時に支障が出るだ
けで普通の生活では必要な時だけパソコンで検索したら解決する。
パソコンはもう30年も前からしていて、以前はメールマガジンを発行した関係
でホームページを作成公開していた。ホームページはその後もテーマは変えたが
ずっと続けている。今は私の日本画についてのものでgalleryes solon プロフ
イール等を数ページを内包している。
新しい作品が出来たら、ホームページに搭載していくので、時々手入れが必要である。
妻は「あなたはパソコンをいろてるからボケない」という。本当にそうありたい。
現在89歳だが免許を持ち、最低でも週2回買物に行く。
家の周囲は田んぼばかりで、車が乗れなくなったらどうしようと思う。車は医
者へ行くときも必要だから。
体も膝が痛くなったらとか、前立腺がひどくなったらとか考えることも多いが、
本来のんき物の私ですので、この先のこととか寿命のことは考えないことにしている。
松本義平
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